「心広い人?どーだろな、よく口げんかするけど」
あたしは食べていた箸をまた止めて、あやにバレないように口を少し尖らせた。
心広くなくて悪かったね!!
相ケ瀬くんだって全然心広くないじゃん。
だからすぐにケンカになるっていうのに。
「へぇ~意外だね。ますます気になるな。
ね、ひかる!残ってるお好み焼き食べていい?」
「うん、いいよ!食べて食べて!」
もう一枚焼いた方がいいかな?4分の1じゃお腹いっぱいにならないよね。
あたしがイスから立ち上がろうとすると、あやは相ケ瀬くんに「本当は食べたかったでしょ?」と聞いていた。
相ケ瀬くんはフっと笑いながら「分かった?」と答えていて。
「じゃあ半分ずつにしよ!」
「サンキュ!」
あやが相ケ瀬くんのお皿をもらって取り分けた。
何も変じゃないに普通の流れなのに、あたしの胸はひどく痛んだ。
なんだかこの2人の方がカップルの図になるように見えて。
あたしと相ケ瀬くんだといつもけんかばっかりで、カップルというよりかは兄弟に近い感じだから哀しくなった。

