リビングに歩いていく相ケ瀬くんの背中を追いながら 「相ケ瀬くんのお母さんが言ってた最終目標ってなに?」 と聞いてみた。 「あー!あれ……別に大したことじゃない」 大したことじゃないって言う割りには相ケ瀬くんは上を向いて一瞬だけ凛とした表情を浮かべた。 「勿体つけないで教えてよ!」 「親にしか話したことないから照れる、無理」 そう言ってしつこく何度聞いても相ケ瀬くんは教えてくれない。 「そんなに知りたい?なら交換条件出すけど」 彼はフっと笑いだして、あたしはなんだか嫌な予感がした。