「ったく、迷惑かけてんのはどっちだよ?」
相ケ瀬くんの行動にびっくりしたのか目の前の二人は目を丸くしている。
そして、そのまま10秒ほど沈黙のまま流れ、相ケ瀬くんのお母さんが「いきなりごめんなさいね!」と謝ってきた。
「いえ、あのもしよろしければお母さんたちが帰ってくるまで上がって行きませんか?」
「嬉しいけど、今日は陽向の顔見て帰るつもりだったからみんなと違って空港から車で来たし、
立花さんたちはまだ時間かかると思うから今度ゆっくりにするわ。気を遣ってくれてありがとうね」
「そういえば陽向!この間のテストはどうだったんだ?」
相ケ瀬くんのお父さんが定期テストのことを思い出したようで、出ようとしていた足を止めて聞く。
「クラスでは1位、学年では5位」

