「あっはい!…立花ひかるです」
「きゃーー!可愛い!今、もう陽向いなくて淋しいし、ひかるちゃんがお家来ない?」
ハイテンションな相ケ瀬くんのお母さんは『はいっ!』と言って持っていた北海道のお土産を全部あたしにくれた。
「えと、あの……」
「母さんそれは駄目だろ。もちろん、大歓迎だけどさ」
アタフタしてるあたしに対して、相ケ瀬くんのお父さんは止めてくれようとしたと思ったのに聞いてるうちによく分からなくなった。
「勘弁してくれよ、父さんまで。立花を巻きこむな」
そう言って相ケ瀬くんはあたしの手首をサッと引っ張って背中に隠したんだ。

