「はい、どちら様ですか?」 「夜分にすみません。相ケ瀬です」 「え?相ケ瀬さん?」 モニターに写る人は会ったことのない女性と男性の人だった。 「げっ、ついに来やがったか」 相ケ瀬くんはあからさまに嫌そうな顔を浮かべると、だるそうに玄関に向かった。 「ちょっと待って!相ケ瀬さんって…」 そう聞いた時には相ケ瀬くんはすでにドアを明け始めていた。 「陽向!元気だった?もう全然連絡寄越さないんだから」 「立花さんのお宅に迷惑はかけてないか?」 やっぱり相ケ瀬くんのお父さんとお母さんだった。