サッカー王子と同居中!





みじん切りされた玉ねぎを見たのか「手でも切ったのか!」とちょっと大きな声で言ってあたしの手を引っ張った。



違う、そんなんじゃない。



そんなんじゃないんだよ、相ケ瀬くん。



あたしはまたいつものようにケンカになったとしても、相ケ瀬くんにはそばにいてほしいの。



「手は切ったんじゃないだな。ならどうして」



「もうこんな自分が嫌だよ……うー」



「は?全然意味が……」



「頭の中でいつもいつも相ケ瀬くんが占領して、心臓も相ケ瀬くんと一緒にいるといつも鼓動が速くなって……」



「それで?」



慌てていた彼は、今度は優しい口調でそう聞いてきた。