朝起きると、【自主練行くから、鍵締めよろしく】という走り書きのメモを見て心底安心した。
「良かった、相ケ瀬くんもういないんだ」
思わずため息が出た。
なんだかこれじゃあやってるつもりないのに、避けてるみたい。
でもきっと本人は何にも気づいてないよね。
昨日ちゃんと食べられなかったし、ごはんをゆっくり食べようと思って肉じゃがを冷蔵庫から取り出して温めた。
「いただきます」
あたしはにんじんを箸で掴んで、口の中に放り込んだ。
やっぱりおいしい。
これはお母さんにも報告しなくちゃ。
そしたらあたしと交代でやることになるかもしれない、なんて。

