もしかしたらお父さんとお母さんに今回は部活がテスト中もあって、体調も崩したからと言えば
仮に10位までに入れなかったとしても許してもらえるかもしれない。
だけど、終わってもいない今は体調が悪くたって、相ケ瀬くんに勉強するなって言われたって頑張りたい。
それに部員のみんなには大会で成績を残せば進学する時の内申の一部になるだろうけど
……マネージャーのあたしには何にもならない。
それが分かっててもやりたいのはまだどうしてか分からないけど、それでもマネージャーはやりたい。
―ガチャ
玄関のドアが開く音がした。
やばい、今何時?もしかして相ケ瀬くんが帰ってきた?
壁にかかった時計を見るともう短い針は4時を指している。
この時間に帰ってくる人なんて彼しかいない。
あたしは暗記していたルーズリーフを手に持ったまま急いでベッドに入り、部屋の電気を消した。

