「あーそれは「ひかるちゃんの王子様だよ!だってお家にも送ってくれたでしょ?」
一ノ瀬先輩は隣で話を遮った七瀬先輩に『は?王子様?』と聞き返している。
でも当の七瀬先輩はちょっと楽しそうに見える。
「確かに、気付いたら自分の部屋にいましたけど、相ケ瀬くんはそこまで優しい人ではないかと……」
だってあの相ケ瀬くんだよ?
ないない!学校では優しい格好してるけど、家では全然だし。
それにあたしは学校も家も関係ないし。
「おい、立花。何でここにいるんだよ。
早く帰れって」
急にあたしたちの会話に入って来たのは焦った表情をした相ケ瀬くんだった。

