いや、言ったあたしでもこんな無理な話の摩り替えどうかと思うよ。
だってこんな時くらい優しくしてくれたっていいじゃんって言ったら前と同じ展開になっちゃう。
そしてあたしは何事もなかったかのように一口雑炊をすくって、口にいれる前に少し冷ましてから食べてみた。
「おいしっ!えーすごい!相ケ瀬くん料理できんじゃん!!」
あたしはその後もパクパクと口の中に雑炊を運んでいく。
「まぁ、あんたが家で自炊しないと夜飯がないように
俺も両親とも共働きでいなかったからテキトーに作ってた」
「そっかそっかー!相ケ瀬くんちも共働きだからごはん作れるんだって……え"?」
何だって?相ケ瀬くん、料理できるって?!
相ケ瀬くんもこの状況に気付いてやばい!と思ったのか、急いで雑誌を開いてあたしから視線を逸らした。

