自分がバカだって分かってる。 でもまだ始めたばっかりなのにここで辞めるのは絶対に嫌なんだもん。 こんな一生懸命な気持ち…… 絶対絶対相ケ瀬くんには分からないもん! なんだか急に鼻の奥がツンとして、目頭が熱くなって涙が出そうになった。 あー、こんなむかつく人の前でなんか泣きたくないよ。 我慢しなきゃ! 泣いたらもっとバカにされる。 「はぁ……イチイチムキになるなよな。 本当どこまでもバカマネ」 じっとしてろよなと言うと、相ケ瀬くんは立ち上がって出て行ってしまった。