----… ゆらゆらゆら……。 前後にゆっくり一定のリズムで揺れる。 周りにはお店も木一本さえもない。 ……砂しかない。砂漠だ。 凄い!あたしラクダに乗ってる!! あたしは掴んでいたラクダのコブにぎゅっと抱き着く。 うわー!本当に本物だ!! 「は?んな抱き着くなよ。暑苦しい」 え?ラクダが喋った? でも気のせいか声が相ケ瀬くんの声に似てた。 そんなわけないか!相ケ瀬くんがこんな砂漠にいる訳ないしね。 あたしはさっきよりもぎゅっと抱き着いて目を瞑った。