「どうしたの?他にも何かあるの?」
「ううん!何もないよ!
あやはさ、あたしが10位までに入れると思う?」
あやは勘がいいから、勘繰られてしまう前に元の話に戻した。
「私はひかるができるって信じるよ。
だって何だかんだ言って、ひかるは今まで両親の期待にきちんと答えてきたんだから
今回だって、部活があってもひかるはやりきれると思う。
私ができることあったら何でもするからいつでも言ってね!」
「あーやー!」
あたしはうれしくてがばっと思いっきりあやに抱き着いた。
もう本当にひかるはコロコロ変わるんだからと言いながらも頭をポンポンと撫でてくれた。

