翌日──

「本当ごめん!」

「大丈夫、気にせんとき。」

それは初めて凪が寝坊した日だった。

「ごめんね…。」

「いいよ、僕の方こそごめん。
でも凪が珍しいね?」

「…そだね。
なんか異様に眠いの。
生理は…
うーん」

本当に凪が寝坊するなんて結婚する前も一度も無かったと思う。

「…病院行く?」

「え!?
それはさすがに大丈夫!
…でもありがとう」

そういう凪の顔が少し赤くて、何でだろ?と疑問を抱いた

でも、今は時間が無いので気にしないことにした。

「無理しちゃダメだよ?
本当に変だなーて感じたら病院行きなよ?」

「うん
いってらっしゃい!」

「行ってきます」