『ゆーめ!お昼だよ!
屋上いこうよ〜!』
愛菜に起こされて屋上へ向かう。

『ねえ!ゆめは彼氏ほしくないの?』
そう尋ねられる。
欲しくないわけではない。
街で見かける幸せそうな
カップルを見かけると羨ましい。
『欲しいけど‥恋愛下手なんだぁ‥』
今までの事も含めて
本気で恋愛なんてできるわけない。

『そっかぁ‥あのさ!男の子を紹介されてみない?』

『えええ!やだよ〜!面倒!』
そう返したが愛菜は

『ゆめってAttack7すきだよね!?
その人もファンなんだって!
最近Attackファン繋がりで
知り合ってめちゃくちゃ
いけめんで優しいんだ〜!
でも私は彼氏いるからさぁ‥
友達になるだけでも‥ね?』

ううっ‥。そうお願いされると
断れないのが私だ。
Attack7とは最近人気急上昇中の
アーティストで大ファン。
ファンと繋がれるなら‥と思い
その人のLINEを教えてもらった。

『その人にはゆっておくから!』

キーンコーンカーンコーン

ちょうどいいタイミングで
お昼休憩も終わり教室へ戻った。