「千夏ぅ~。ゴメンけどさ、今日の放課後さぁ~日直の仕事変わりにやってくんね!?」

はぁ…今日もかぁ…。


私は眉をひそめたが、困った表情を作らないようにごまかした。

「…ぅんッ…ぃ‐よッ。」

私は躊躇って言葉を詰めて言わないように心掛けたが無理だった。


「まぢサンキュー♪
次ゎ、ちゃんとやるけんさッ!!
ぢゃ、頑張ってねえ♪」


これが当たり前の事のように用件を済ませた悪魔はパタパタとニヤつきながら走り去って行った…。


《次ゎ、ちゃんとやるけんさッ!!》


私の心の中で今さっきの言葉がリピートされて悲しく響きわたっていくのが分かった。




嘘つきぃ…。



嘘つき嘘つき嘘つき。


毎回クラスの女子みんな私に嫌な仕事をやらせるくせに。

みんなが私を見下している事ぐらぃ気付いてるもん…。




…そぅ。

私は人に頼まれると断る事ができなぃ…。

みんな…それを知っていて私に押し付けていくんだ。