~次の日~
その日は晴れていた。
その暑い中体育があったが私は昨日帰ってから、まだ顔が暑かったらしく体育は休むことになった。
そしてその日は、教室で自習だった。
その自習はもう1人いた。
その人は来斗だった。
来斗は病院で入院してから体育は休むことにしているらしい。

この自習は恥ずかしかった。
でも、この自習は最後のチャンスだったのかもしれない。

それから何分たったのだろうか。急に私の横にいた来斗が顔色を悪くし始めた。
「大丈夫?」と言いたかったが言える勇気がなかった。その瞬間

バタン…

横から人が倒れる音がした。
そして、横を見ると…

来斗が静かに眠るような顔で倒れていた。

その瞬間に涙がこぼれ落ちそうでならなかった。その時間は1分だったかも知れない。でも、私にとっては1時間をこえる時間が過ぎているようだった。