そして、噂は新たな噂を作り、今こうやって 噂に花を咲かせる女子たちがいるわけで。 夏帆は今、その誤解を解くべきか悩んでいるの である。 (違うよ。その噂は違うよって。言いたいけ ど・・。出ずらいんだよな・・。でも・・。 皆と仲良くしたいからっ・・。) 覚悟をきめた夏帆は、思いきり個室のドアをあ げる。