新撰組異聞―鼻血ラプソディ

「はあ……」


「7日で成果がでなければ打ち切りにするっていう、近藤さんからの条件つき」


「えーーーっ!? そんな突拍子もない策なんですか?」


「ん……翡翠は『了解』と即答した」


沖田の目の色が変わる。


「わかりました。協力します」


「えーーーっ、総!?」


「あの子が7日で成果があがると即答したなら」


沖田は真顔でこたえる。


「確かに、総から1本取った子の策ならとは思うけども……お手玉大量って、子供の遊びみたいな策……」


「確かにバカバカしい策ね」


原田が、そうそうと頷く。


「だけど、翡翠はバカではないわ。単なる思いつきで言ったとは思えないの。あの綺麗な構え、正確でぶれない剣裁き、あの体裁き……翡翠は天才よ」


土方も原田も、沖田の口から「天才」という言葉を聞き、溜め息をつく。