新撰組異聞―鼻血ラプソディ

「えっ!? 俺が」


「そう、君が。早速、明日から」


「目隠しは?」


「任せる」


「土方さん!? そんな無茶苦茶な」


「やれるわよね。いえ、これは命令ね。7日で成果をあげなさい」


「了解」


「えーーーっ、翡翠!?」


あまりにも冷静な翡翠の返事に、原田は奇声をあげる。


「佐之江」


土方は、サッと腰を上げ部屋を出る。
原田は渋々と、後に従う。


「土方さん、何でですか?翡翠に何をさせようとしてるんです!?」


廊下に原田の声が響く。


「佐之江、茶屋へ行こうか」


「へっ!?」


「たまにはいいでしょう」


「はあ、あの総に声かけていいですか?」


「総は見廻りに出てる時間でしょ」


土方と二人きりになるのは、なんとなく気が引けている原田の様子に、土方は気づいていない。