「10個!?……無理、無理。中身は何ですか?」
「お手玉」
「へっ? えっ!? 翡翠って……」
「いいから、持ってきて」
原田は戸惑いつつ渋々と、ありったけの風呂敷を掴む。
山南の部屋に向かって歩き出す。
「大量のお手玉、何に使うんっすか?」
「稽古の秘策」
原田の問いに、土方は悪戯を仕掛ける子供のように、笑いながら言う。
「秘策!? 使い方は?」
「さあね~、翡翠の頭の中は、わたしにはわからない」
颯爽と廊下を歩く土方は、どこか嬉しそうだと、原田は思う。
土方はピタリ、山南の部屋の前で足を止め「山南さん、ちょいといいかい?」声をかける。
「どうぞ」と山南が、障子戸を開ける。
土方と原田の目に、まだ青い顔をした翡翠の寝ている姿が映った。
「お手玉」
「へっ? えっ!? 翡翠って……」
「いいから、持ってきて」
原田は戸惑いつつ渋々と、ありったけの風呂敷を掴む。
山南の部屋に向かって歩き出す。
「大量のお手玉、何に使うんっすか?」
「稽古の秘策」
原田の問いに、土方は悪戯を仕掛ける子供のように、笑いながら言う。
「秘策!? 使い方は?」
「さあね~、翡翠の頭の中は、わたしにはわからない」
颯爽と廊下を歩く土方は、どこか嬉しそうだと、原田は思う。
土方はピタリ、山南の部屋の前で足を止め「山南さん、ちょいといいかい?」声をかける。
「どうぞ」と山南が、障子戸を開ける。
土方と原田の目に、まだ青い顔をした翡翠の寝ている姿が映った。



