新撰組異聞―鼻血ラプソディ

あの事件の後。
御所警備が認められて、京都守護職会津藩主松平容保から「新撰組」って名前を……。

それから9月18日。



士道に背く者……一、士道ニ背キ間敷事



!!局中法度や。


右条々相背候者切腹申付ベク候也


……切腹!?


あの極道みたいな芹沢が「はい、そうですか」って納得はせーへんやろう。


同じ組に頭は2人も要らん。


まして四六時中、酒浸りで衝動的な行動をとる頭は、目の上のたん瘤や。
厄介者以外のなんでもない。


会津藩主松平容保預りになった壬生浪士組が、問題行動を起こせば、会津藩の名にも傷がつく。

芹沢処分の話を持ち出されててもおかしない――それが命令!?


粛清……暗殺の相談!?


女ばかりかて、壬生の狼には違いないんやな。



「芹沢を斬る」


土方さんの短い言葉に胸がトクンと鳴る。

背筋が凍る。
体が強張り、震え出す。