新学期



杏海「みっつきぃー!」

騒がしい教室の中、はっきりと聞こえる声。


美月「杏海ー、声でかいってばw」

杏海「だって3人揃って同じクラスだよ?!」

五月「だーからいったじゃん!私達3人はこれはもはや運命っ」

美月「そうだね!」


教室には元気な声で溢れていた

始まりの季節。友達もそれに恋愛も…

杏海「みつきぃ~良かったね!太陽くんと同じクラス!」

美月「ちょ、ちょっともうっ!杏海だって柊くんと同じじゃん!」

五月「あーはいはい。二人ともよかったねぇー」

杏海「五月…なんかごめんね?」

美月「五月は別のクラスだもんねっ豪くん」

五月「喧嘩うってる?」

美月「ごめんごめーん」

五月「はいはい」

美月「でもでも!ほんとーいいよなぁー。太陽くんと幼なじみなんて!」

五月「そう?」

美月「そうそう!もしかしたら太陽くん、五月のこと好きだったりして」

杏海「そんなこといわなーいっ!」

五月「杏海…否定してよ」

美月「じょーだんっ!ねぇねぇ?みんなの恋実ったらトリプルデートしようね!」

五月「気が早いってのw」

杏海「しよしよっー!!」


新学期…盛り上がりの声が広がる教室。

そして…出会いの原点