忘れたいことがある。

忘れてしまえばきっと楽なのに、どうしても忘れられないことがある。

心の奥の奥に無理やり押し込んで、見えないフリをしてやり過ごす。

そんな生活にも、やっと慣れてきたのに。


あいつが…帰ってきた。