我妻教育2

他人なんだけど、誇らしい気持ちで遠巻きに眺めた。

やっぱり、親戚のおばちゃんみたいな(笑)


「顔良くて背高くて金あって。女遊び放題なんだろうな~」

心底羨ましそうに、ジャスはウエイターから受け取ったウーロン茶を飲んだ。


マダムは他の出席者と話が弾んでいて、あたしたちは待機中。


あたしもウエイターからウーロン茶を受け取る。

「啓志郎くんは女遊びするような人じゃないよ」


「あれ?未礼ちゃん、御曹司と知り合いなんだ?さっすがお嬢様」


「う…ん、まぁ、少し…昔…。ちょっとだけど…」