『取り合えず、しばらく休むといいわ。今後のことは、少し落ち着いてから考えてもいいんじゃない?』


いつも通り朝起きたけど、どうしても出勤する気になれなくて、事務所に電話した。

電話に出た八暮丹さんの勧めで、有休を取ることにした。


電話を切って、考える。布団の上で体育座りしたまま…。


しばらくって…いつまでだろう。


しばらく経ったら、また今までと同じ気持ちで働けるようになるのかな…。

胸の奥がずっと重い。


そのままずーっと部屋で過ごして、夕方にノロノロと出かける支度をした。


事務所に行く。

荷物を取りに。