「―…そんな…」
「とにかく今日はもう上がったら?あとの仕事は私がやっとくし」
あたしの顔を見ないままそう言い、八暮丹さんは仕事を続けた。
あたしが悪かったの?
レシピノートをロッカーに入れてたから?
信頼してたのに。
信じてついてきたのに。
生放送だったから、何を言ってももう出遅れ。
後悔してもしきれない。
なかば強制的に仕事を早退になったあたしは、家に帰る道をとぼとぼと歩いた。
「とにかく今日はもう上がったら?あとの仕事は私がやっとくし」
あたしの顔を見ないままそう言い、八暮丹さんは仕事を続けた。
あたしが悪かったの?
レシピノートをロッカーに入れてたから?
信頼してたのに。
信じてついてきたのに。
生放送だったから、何を言ってももう出遅れ。
後悔してもしきれない。
なかば強制的に仕事を早退になったあたしは、家に帰る道をとぼとぼと歩いた。

