我妻教育2

「ゴメンね、急用??」

両手をすり合わせて平謝りするあたし。


啓志郎くんは、軽く息をついてから、

「話がある」と居直って、あたしと向かい合った。


話…?


「…ねぇ、啓志郎くん、お腹すいてない?」


「は?…いや、…」

脈絡ない問いかけに、啓志郎くんの顔がポカンとした。


「夕飯は?まだだったら、良かったら何か作るよ♪」


「…今宵は、まだだ」


「じゃあ、入って入って!!」


遠慮気味の啓志郎くんを強引にダイニングに引っ張って行ってダイニングチェアに座らせた。

あたしは冷蔵庫をあさる。

「すぐ作るから待っててね」