「はぁ……めっちゃ疲れた」
結構走ったなぁ。←なぜ走る
「僕も。ちょっと休憩だね」
「…うん」
「あ、一之瀬くん」
「ん?…どした??」
「これ」
かばんからサッカーボールのキーホルダーを渡す。
でも、反応が何もない。あれ?もしかして
違っかったのかな??
「うそ……」
一之瀬くんはとても驚いた表情でそれを見つめる。
「それ、僕のだよ…ずっと、探してた…」
と、顔をあげた。
「そっか!それなら良かった!」
「うん!ありがとう!」
「……!!」
一之瀬くんが満面の笑みを浮かべ
私はそれに過剰に反応していることに気づく。
