「雄一、そろそろ行かなきゃ」 「そうだな。 瀬戸、理性保てよー」 「雅、瀬戸に何かされそうになったらすぐ逃げるのよ」 「何もしないし余計なお世話! もう、早く行ってよ!」 やっと橋本と藤岡が出て行った。 ふぅ、ミヤちゃんと二人っきり。 「あの、荷物教室なんですけど」 「あ、じゃあ教室でしよっか。迎えに来てくれてありがとうね」 俺はミヤちゃんと一緒に自分たちの教室へ向かった。