保健室は開いていたけど、中には誰もいなかった。 とりあえず麻木をベッドに寝かせる。 麻木は険しい顔で眠っていた。 「なんで先生いないのさ。 ……とりあえず氷、いるよね」 保健室中を探してやっと見つけた冷凍庫からアイスノンを取り出す。 タオルで巻いて麻木のもとへ戻った。