姫 ~闇を抱える少女~



こんなに荒れた学校を見ても、どんなにがらの悪い奴を見ても、怖いなんて感情は持たない


だってそれに慣れてるから


でも、自分自身の感情をコントロールできないことへの恐怖から逃れることができない



あんな思いもしたくない


だから、お祖父様の指示を受け入れた


ここでの、平穏な日々を願いたい


もう、族には関わらないと決めたから


歩みを止めることなく、理事長室をめざす


それにしても……


「ここ、広すぎでしょ」