『あ!』
やばい。声に出しちゃった。
このままだとアザ見られる。
頭の傷もバレる。

『どうしたの?』

『いや…何でもないです……』

『じゃお湯も沸いたし入ろっか。』

『はい。あの先生?これ見てもびっくりしないでほしいんだけどいいですか?』

『何〜?何か秘密でもあるの〜?』

面白そうに聞いてくる。

『そんなんじゃなくて。真剣に言ってるんです。』

『ごめん。ごめん。冗談よ。大丈夫。だからさっさとお風呂入るわよ。』

『はい。』