なんで?
私名前言ったっけ?
「あの、なんで知っているんですか?」

彼は私の言葉に対してただ微笑むだけだった。

「あの…「ヒミツ。」

「え?」

「俺だけのヒミツ!ほら、駅つくよ!」

気づいたら駅に着いていた。

「じゃあね!」

彼は不敵な笑みを浮かべて行ってしまった。

なんでなんだろう……。
けれど架奈ちゃんって呼ばれた!
こんなに嬉しいことっていつ以来だろう?