「ん?このSって何?」


ハートの真ん中にかいてある。


「え、もちろん慎矢先輩のSに決まってんじゃん」

「えっ、なに、ちょっと!!つけてるの恥ずかしいじゃんっ」

「いーじゃんいーじゃん。どーせ冬休みもラブラブしてたんでしょ?」

「んー、クリスマスだけね。先輩っち家行った」

「…えっ!?なに、展開早くない?!まだ2ヶ月半でしょ?」

「ちがっ…/// 別にそういうことしたわけじゃなくて、ただ話してただけだって!!」

「あ、なんだ。びっくりしたー」

こっちもびっくりしたよ、全く…。



「安達、海野!球技大会なにやる?」

体育委員の安部君に聞かれた。

そっか。もうすぐ球技大会か。


「あたしバスケー!」

夏菜決めるの早っ。


「あたしもバスケでいいっ」

夏菜のせいで真っ赤な顔で答えることになった。


もー、恥ずかしい!!