先輩。



「あ、悪い斗馬。外の棚の中からビニール2、3枚出してきてくんない?」

「はい」


ガラ。
斗馬先輩が外に出る。


先輩、どこに入ってるのか分かるのかな?

あたしも外に出ようとしたとき…。


ぐいっ。




「…んっ!?」

突然のキス。





「斗馬んとこ行かないで…。俺のそばにいて」


慎矢先輩が…甘えてるっ…。
かっ…かわいい…。


「あたしは…どこにも行きませんよ…」




とんっ。


へっ!? 壁…。


「あみ…」

きゅんっ。



「…んっ」


初めて下の名前…呼んでくれた…。