先輩。



「はぁっ…。すいません…っ」

「コラ、おせーよ」

コツンッ。


ドキッ。

「すいません…///」

赤い顔を隠すように、下を向いて道場を開ける。



ガララ…。


そんな不意打ちずるいって〜…///

「お前、俺と会うときいっつも息上がってんな」

「えっ!?そんな…いっつもも上がってませんよっ」



パチッ。
電気を付けながら道場に入る。



あれ。
夏菜は?

また気をつかって…?


斗馬先輩もいるんだから、今は気をつかわなくていいのに!