先輩。




それって…どういう……。


あの『ごめん』は、一希先輩のためってこと!?



「ごめんね……」

「一希先輩は……何も悪くない…」


とうしよう、あたし今泣きそう。


「斗馬先輩って……優しいですね」

「斗馬はあみちゃんのこと……」

「…え?」

「いや、なんでもない…。斗馬から聞きな。あいつ今、3階東教室にいるよ」

「ありがとうございます…!」


「あみちゃん、頑張れ!」

「はい!」