先輩。


こんな心臓バクバク状態で弓道しても中るはずはなく…。



「安達さん、次看的だよ」

「あ、はいっ!」


斗馬先輩の声がして、本当に飛び跳ねそうになった。


バクバク…。



「あみファイト☆」
とかニヤニヤしてる夏菜に言われた。

うるさいよ、顔が。

人ごとだと思って…。



あれ、そういえば夏菜は耕助先輩とどうなったんだろう。