先輩。



「それで、斗馬先輩には?告るんでしょ?」


夏菜って単刀直入すぎ!!


「う…まぁ……そのうち…?」




「弓道部よろしくねー」

と、普段あたしと話す声と全然違う可愛らしい声でビラを手渡す夏菜。


ちょっと動揺しながら受け取る1年生。




懐かしいなぁ。



あの時はこんな風に過ごしてるなんて思ってもみなかっただろう。



自分が『女子高生』になるなんて実感なかったなー…。