「「「おつかれーーーー」」」

綺麗なお寿司屋の座敷には、例の顔ぶれがそろっていた。

 「検事は、ビール飲まないんですか?」
隣にいる金沢をみる。コップの中身はウーロン茶。

「ん? あぁ、外でわね。 外でも検事ってやめてよー?」

「すみません・・・。けん・・・金沢さんは以外に謙虚なんですね」

「以外って・・・」

むくれる金沢の横で相原が吹き出した。

「ぷはっ!!零ちゃんおもしろい!!」

お前の無駄なフェロモンもすげーよ・・・なんていえないから睨み付けると。
相原はイタズラっぽい目で私を見た。

「でもさ、零ちゃん。拓也って以外とモテんのよ?」

「・・・知ってますけど」

そう答えると、「いーんや」と相原が首を振った。

「高校からの知り合いとしていわせてもらうと・・・拓也って右目に前髪かけてんじゃん」

そう言われて、金沢を見ると・・・ウトウトしている。。

「高校んときは、かけて無くてね?いーやすごくイケイケくんでよ~、俺以上!!
目合った女はイチコロ。女が嫌になったって、今はこんなにしてるけど・・。

     まったく、贅沢な悩みで~~、、なぁ?拓?」
 
 確かに・・・、変に素直だからかわいいって思うのかな・・・?

「だって・・・香水くさいし、好きってわけじゃないし、香水くさいし、なんで女の人ってあんな厚化粧なの?香水くさいし・・・」

・・・・・・・、香水がくさいのね。

「おい!! 一条!!飲め飲め!!」

有村さんがお酒を勧めてくる。

「は・・・はい」

_______・・・・その日は12時にお開きになった。