これは恋ですか

帰りの時間。

下駄箱にいる彼女を見つけた。
友達と笑顔で話す彼女。

女子とは話すんだ…


「杉原さんって女子とは普通に話すんだね」

俺が声をかけると彼女は明らかに嫌そうな顔をする。

そんなあからさまだと素直にショックだよ俺…

彼女はふいっと顔を背けて歩こうとした。

「あ、ちょっと待って!俺も行く!」


俺は思わず彼女の腕を掴んだ。