これは恋ですか

可愛い子だったな...


そんなことを考えながら教室に。


「おはようー!」


思いっきりドアを開ける。



全員がざっとこっちを見たのに全く興味も示さない一人の女の子。


あ...さっきの子だ...。


さっきみた、下級生だと思っていた女の子。
窓側の席で風が吹くたびに彼女の美しい髪がなびく。

うぁ...きれい...

素直にそう思った。


「桐本...」

「うぇ!?あ、席ね、席!」


やば、見とれちゃったよ...!


席の表を見ると俺は窓から1つ隣...


え...!?
あの子と隣の席じゃぁぁぁん!!!!
なにこれっ運命っ...!?


「桐本...早く座れ...そんなロミオみたいなポーズするな...」

後藤に蔑んだ目で見られる俺。


せ、切ねぇ...!