すれ違う恋の行方

 
   ***


『さむっ…』


あたしは重い屋上の扉を開けて、一言つぶやいた。


そこはあたしのお気に入りの場所。

あたしは迷いもせずにフェンスまで歩くと、そこにもたれかかりながら座った。