「ん……」

「起きたか?」

「あ………晋助………」

ギュ…

「銀時……?どうした?」

「また……しばらく…こうしててくれ…」

「まだ不安か?」

「(コクン)」(ポロポロ)

「よく泣くな……お前は……」

「(ポロポロ)」

「俺は……お前から離れたりしない…安心しろ…」

「ん……」

「約束する……」

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「そう言ってお前は俺らの元を離れたよな…」

「あ…………」(ポロポロ)

「銀時………」

ギュ…

「晋助………グスッ…う…う…」

「懐かしいな…」

「俺…俺…ヒグッ…グスッ……」

「お前の涙を見るのもあん時以来か……」

「(グスッ………ヒグッ……)」

「もう終わったことだ………」

「で…でも……」

「もういい……泣け……」

「晋……助……」

「俺が全部洗い流してやる……俺がお前を守るから…」

「あぁ………」(ポロポロ)

「お前はあれから何を手に入れた……?」

「分かんないんだ………」

「銀時……」

「真っ暗で………怖くて……俺…前に進めてるのかな?」

「銀時……お前の目の前にいるのは誰だ?」

「晋助……」

「ん……俺という光を追ってこい…」

「…………」

「俺ぁ光とまではいかねぇが、暗闇のなかでは微かにも光るはずだ…」

「晋助……俺は………探しに行けねぇ…」

「なんで…?」

「俺は……生きた屍だ……何も…感情もない…」

「銀時……」

「俺は…いつか…お前を殺しそうなんだ…」

「そんなこと…」

「だから…………







俺を殺しちゃくれねぇか?」



「バカっ!!何言ってんだアホっ!!」

「だって…俺……」

「言ったろ!!俺が全部洗い流してやる……俺がお前を守るからってよぉ!!」

「あ………」

「愛してんだから………………俺の……弟……大切な……」

「晋……助……ごめ………」

「もう……何も言うな…何も……」




「面白い音を聞かせてくれるでござるな…」

「「!?」」