「好き」と言いたくて。

「おはよっ!ココ!」







マナさん登場。









ペチャクチャ話しながら教室に。











「昨日はありがとうね!?」











エヘヘと可愛く笑うマナ。











「いーよ、良かったね。黒谷見れて」










すぐ帰らされたけど。












さて、もうすぐ奴が来るよ。











5、4、3、2、1………………












「席につけ〜」













ホラ、黒谷参上












時間厳守の黒谷。













みんな、席についた。















あたしは、ジャンプ読みたくてウズウズ















読もうかな。どうせ後ろの席だし。












あ、あたしが1番好きなマンガだ。











HUNTER✕HUNTER














ゴンとキルアが可愛いの。













…バコッ











「痛い。何するのさ!」











「何、持ってきてんだ!!!漫画はダメだろっ」












「マンガじゃないもん、ジャンプだもん。」













「うるさい!そんなものは一緒だ!没収な。」













黒谷のアホォ。












ガガ様の次に愛してやまないジャンプの













角で叩いてそれから没収とかありえない。












「えー、何でー。黒谷のケチー。」













「ダメなものはダメ。返さないからな」











ギロリと睨む目。












ふんっ、怖くないんだから。












あ、いいことひらめいた。














両手を口に当て













「みーなさーんちゅーもーく!黒谷センセーエロ…ウゴッ」












「わっ分かったからっっっ!今日のうちに返す!!!」












ふふっ、勝った!














あたし、ニンマリ











黒谷ぷんぷん。












黒谷は何も言わずに出て行った。