「りく!」
「ん?どうした?」
「あのさ…えっと…今度またりく家行っていい?」
「当たり前だろ。母さんも姉貴もえみが来たら絶対喜ぶし」
え…。
「ほんと!?」
「だからそういってんじゃん」
「えへへ。約束だからね!じゃあねー!」
「ただいまー」
ものすごい勢いで階段を上がり、ベッドにダイブする。
やばい。やばいやばいやばい。
うれしすぎるーーー!
まともに話したのいつぶりだ?たぶん、「先生呼んでるよー」「わかった」って会話してからだから、半年だ!
きゃあああーもうほんと今日はいい日だ。
またこんなふうに話せるかなー
ああー幸せすぎて、つい顔がにやける。
話しただけでこんなにうれしいなんて…こんなの柄じゃないのにー!

