「本当にいいの?こいつといると大変だぞ?振り回されて行きたいところも行けないかもしれないよ?」
志島さんは心配そうな顔をして私を見ていた。
「だ、大丈夫ですよ!私も春斗くんと遊びたいので」
そういうと志島さんは、さっきと変わらない表情のまま
「じゃあ、5時まで春斗をお願いできるかな?」
と言って春斗くんに向かって
「お姉ちゃんたちの言うことちゃんと聞くんだぞ!」
と注意して儚田さんがいるところへ向かっていった。
「春斗くん、何に乗って遊ぶ?」
「ぼ、僕ねー、あれ乗りたい!」
春斗くんが乗りたいと言っているのはジェットコースターだった。
「ねー、ちよ、ジェットコースターって何か制限あったんじゃないっけ?身長とか」
んー、言われてみればあった気がする。
「そうだねー。春斗くん乗れるかな?」
