「ちよー!あの子のお兄さんみつかった?」

ちょっと離れたところで待っていたののちゃんが私の近くまで来た。


「あ!」


ののちゃんは志島さんを見てから私を見た。


「あ、どうも。春斗がご迷惑をおかけしました。お二人が楽しんでいるところをお邪魔してしまったでしょう」


志島さんはののちゃんを見て私の知り合い分かったのか、ののちゃんに向かって話をした。


「私の友達の乃々香ちゃんです。」


「朋田乃々香です。」


「志島春吉です。」


ののちゃんと志島さんが挨拶をしていると春斗くんが志島さんに


「にいちゃん、ぼく、お姉ちゃんと遊びたい!」


春斗くんは私と一緒に遊びたいと言ってくれていた。


何か、嬉しいなー!
子供が好きな私は春斗くんにそう言われて嬉しかった。