と言うことで今日は土曜日!
お昼前くらいからでもいいんだけど、数学だけは本当に自信がないので朝から勉強をしようと図書館に来ている。
「よし、頑張って勉強するぞー!」
図書館っていいよね。静かで勉強に集中できる。家にいると弟の友達やテレビの音がうるさくて集中できないから
「えっと、XにAを代入して、ここをこうして、あれ?違うな...どこから間違ってたんだろ...」
勉強を始めてから2時間が経とうとしている。
わからない...さっきから同じ問題を何度もやっているができない。
「んー、ここでAがでて、XにAを代入して」
「あれ?君は...」
え?何か聞いたことある声が聞こえた。
声がした方をみると、、、
「あっ、あの時の優しい人!!!」
私は図書館っていうことを忘れて大きい声で言ってしまった。
「覚えていてくれたんだ!それは嬉しいけどここは図書館だから静かにね。」
「あ、すみません...」
「まぁ、急に声かけた俺も悪いけどね。で、君はここで一生懸命何を書いてるんだ?」
そういうと男の人は、私のノートを見た。
「あ、勉強かー!高校生だもんな。」
「あ、はい。私、他の教科はある程度できるんですが、数学だけは全然できなくて...」
「数学かー、俺得意だったなー。教えてやろうか?」
え?今なんて?
「え、いいんですか??」
教えてくれるの?すごい助かるーーー
「いいよ。俺、仕事休みで暇しててココに来たからなっ。あ、そうだ、自己紹介まだだったよな!」
あ、そうだ!今日こそ名前を聞いてちゃんとお礼しなきゃっ!
「俺は志島 春吉(しじま はるよし)25歳のおじさんだけど、よろしく」
